★コード記述の基本形と変数!
 

 とても簡単なコードばかりの説明なので、物足りなくなった方もいらっしゃるかもしれませんが、ここでコード記述の基本形について説明をしておきます
 次のプロシージャーを見てみましょう!何?プロシージャーって?そんな方は復習してね。

Private Sub 合計を計算_Click()

 'ボタンを押すとテキストボックスに合計が入る
 ここに文字と数字 = Range("D8").Value

End Sub

 このSubで始まりEnd Subで終わるプロシージャーの中には、コメントとステートメントと呼ばれるプログラム文が含まれてきます。
その中でもステートメントに関して次のようなルールがあります。

ここに文字と数字 = Range("D8").Value

左側の文の中身は、右側の内容ですよ!ってこと覚えておきましょう!

 今回は、左側には、テキストボックスの名前がきましたので、
テキストボックス「ここに文字と数字」の中身は、レンジ(セル)D8のバリュー(値)だぜ!ってこと
ですね。これが基本形ですから、よく覚えておきましょう。

 それとプログラムの記述の中で変数というものがあるのですが、これが一般的な数学の考え方と少し違う考え方をしないといけないので、簡単に説明しますので覚えておきましょう。

 1行目   X=1+1
 2行目   X=X+1

この2行の計算は、普通に数学的に考えると成り立たないですよね。

 1行目に   X =1 + 1 って書けば当然 X = 2 が答えになるのに
 2行目で   X = X + 1 って書けば 2 = 2 + 1 って、=の等記号を使うのはおかしいということになりますよね。
だから数学的にはダメなんですが、プログラム的にはこれがありなんですね、これが。

ややっこしいぞ!

 常に左側の文の中身を右側の文が表わしているということがポイントなのと
あともうひとつポイントがあって以前にも触れたことがありますが
プログラムは基本的に上から下へ解読されていくということがあるのです。

 それを頭に入れて考えてみると

 X = 1 + 1 ・・・ ここでは X = 2 なんですね。だからXは2という数字が入っていることに!

しかし

 X = X + 1 ・・・ 2行目を見ると右側のXは、1行目で計算されたX=2というXが適用されている           のに対して左側のXには X = 2 + 1 という計算式が入ることになるんですね。
 
          よって答えは、X = 3 というのが、2行目の左側のXの答えとなります。

こんなふうに右側と左側が同じXなのに中身が変わってしまうようなケースがたくさん出てきます。こういうXみたいに、中身の内容が変化するものを、プログラム用語で変数って呼びます。
これはこれからドンドン出てきますので、よく理解していくようにしましょう。

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