■□■ ホテルのコラム(第4回) ■□■
当たり前の頭の回路
 以前から懇意にして頂いてるホテルの支配人がよくおっしゃることがあります。
それがこの「頭の回路」と言う言葉。
 いろんなホテルの方からよく当たり前のことが出来ていないとお叱りを受けますがこの支配人は、まず当たり前が何かを教えないと当たり前が何かが分っていないのだから出来なくて当然だとおっしゃいます。
「こういう場面では、こうするのが当然だろう。」それは頭の回路がある人が思うこと。
回路の無い人は、まったくしないことに対して悪気も何も無ければ、どうしてそうするのかも分かっていない。これが恐ろしいことになるのだと。
お客様に対しての対応も、セッティングに対しても、この回路を持たせないといけないとおっしゃいます。
時代が変われば当たり前と思っていたことも当たり前ではないのだと。一流ホテルと呼ばれるホテル作りには、まずこの当たり前観念を捨てて、社員教育や配ぜん人の教育に当たることが一流と呼ばれるホテル作りに大切なことだと。
私も同感です。
当たり前だと思ってることが出来ていないことは山ほどあります。ひとつひとつ時間をかけて検証して直していくことが一流のサービス作りの近道なのだと思う今日この頃です。
2000/9/8

[トップ][前へ][ホテルのコラムへ][次へ]