■□■ 時代のコラム(第3回) ■□■
 安全第一
  「安全第一」この言葉を聞くと、昔は工事現場の標語でしたが、
今は日本の標語にして頂きたいと思うぐらい今の日本にはこれが欠如している。
 「一歩家を出たら」と言っていたのも一昔前。
今は家の中にいても危険がいっぱい。どこにいても安全という言葉が存在しない。
 「安全」の反対は「危険」。その危険が世の中にはびこってる。
事故、暴力、強盗、売春、覚せい剤、殺人、誘拐、身の安全は本当にあるのか?
いじめや不安、イライラ、ノイローゼ、不眠症など心が安らぐ瞬間はあるのか?
職場でも自分の地位を心配する前に、会社の心配をしなくてはいけないし、
安全なはずの病院も医療ミスがいっぱい。
学校も警察も宗教も本当に信じていいのか?政治家も次々不祥事が出てきて大慌て!
今の世の中が求めるものそれは、「安全と安心」
これからの世の中、ホテル業界に限らず、荒んだ身と心に安全と安心を提供してくれるところに人は集まるでしょう。そして今のホテルに求められるものは高貴な一流のサービスではなく、笑顔の安心できるサービスではないでしょうか。
2001/2/15

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